婦人科

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子宮がん検診

子宮がん検診は、子宮頸部の異常細胞やがんの早期発見を目的とした検査です。
主な方法として、子宮頸部細胞の検査(子宮頸部細胞診)とHPV(ヒトパピローマウイルス)検査があります。

子宮がん検診には主に2つの検査方法があります。
・子宮頸部細胞の検査(子宮頸部細胞診)
・HPV検査

子宮頸部細胞診は、子宮頸部から細胞を採取し、顕微鏡下でその形態を評価する検査です。

医師や助産師が子宮頸部にスペキュラ(仕切り器)を挿入し、子宮頸管表面から細胞を採取します。
この細胞サンプルは液体培養液に保存され、後で検査されます。

子宮頸部細胞診は、異常細胞やがんの早期段階を発見するのに非常に効果的であり、
定期的なスクリーニングによってがんの発症を予防することができます。

HPVテスト
子宮筋腫や子宮内膜症・内分泌異常・血液凝固異常などによる過多月経に対して、子宮専用のマイクロ波装置で凝固させる治療法です。

HPVは、子宮頸部がんの主要な原因の1つであり、HPV感染が見られるとがんのリスクが高まります。

HPV検査は、子宮頸部細胞診と併用して行われることがあり、異常細胞が見つからなくても、
HPV感染がある場合は追加の検査やフォローアップが必要とされることがあります。

不妊相談

<不妊とは?>
不妊は、妊娠を望むカップルが長期間妊娠しない状態を指します。
一般的に、不妊とは性行為を行って1年以上経過しても妊娠しない状態を指しますが、年齢や他の要因によって医師が早期に介入する場合もあります。

<原因の特定>
血中ホルモン検査、子宮卵管造影検査、超音波検査、クラミジア感染検査、精液検査の検査を行い、なぜ不妊なのかの原因を調べます。

<原因の種類と対処>

卵子が無い 卵子は、生まれた時に数が決まっています。全て排卵してしまうと妊娠できません。
排卵が無い 内服薬やホルモン剤注射で排卵を起こさせます。
排卵があるが、
卵管内をうまく移動出来ない
卵管造影検査をすると、通りが良くなる事があります。
卵子の質が悪い 卵子を採取し直に観察すると判明しますが、妊娠は難しいです。
精子と子宮の相性が悪い 子宮が精子を妨げるような反応をします。なかなか妊娠の難しいケースです。
受精卵が着床しない 受精した卵子が育たないのは子宮に原因がありますので、子宮内膜症や子宮筋腫が原因のケースが多いですが、検査によって原因を特定し治療します。
精子の状態が悪い 世界的に増加しています、環境ホルモンやダイオキシン等が原因ではないかと言われていますが、因果関係ははっきりしていません。具体的には、精子の数が少ない、奇形精子が多い、運動性が乏しい、等のケースがありますが、精子の状態を改善する内服薬で治療します。

<治療方法>

排卵誘発法 内服薬、ホルモン剤注射等で排卵を誘発します。
発育補助法 内服薬、ホルモン剤注射で受精卵の着床と発育を助けます。
子宮内膜症治療 内服薬、点鼻薬、皮下注射(月1回)数ヶ月治療します。
子宮筋腫 子宮内膜症薬と同じ薬剤で治療するか、手術ですが妊娠前の手術はとても慎重に検討する事になります。
卵管障害 造影検査で通る事もありますが、手術が適応になるケースもありますがとても慎重に検討する事になります。
子宮内精子注入 状態の良い精子をタイミングをみて子宮内に注入する方法です。
タイミング法指導 排卵に合わせて、性生活を行い出来るだけ受精しやすくする方法です。
男性不妊 精巣の血流を増やし、精子の状態を改善する内服薬(錠剤、漢方)を数ヶ月服用します。

家族計画相談(避妊相談)

<経口避妊薬>
経口避妊薬(一般的な名称はピル)は、ホルモンを含む薬剤であり、女性が排卵を抑制し、子宮内膜の厚さを変化させ、受精卵が着床しないようにします。
ただし、経口避妊薬は医師の処方が必要です。

<IUD(リング)>
IUD(リング)は、子宮内に軟プラスチックのIUDを挿入する方法です。
医療機関で挿入するだけで毎日薬を飲んだり、コンドームの様に性交の度に使用しなくても大丈夫です。

出産経験のない方、子宮筋腫などのために子宮が変形している方、生理量の多い方、などには不向きとなっています。

<コンドーム>
男性用または女性用のコンドームは、性行為中に精子の子宮内への侵入を防ぎます。
コンドームは、性感染症(STIs)の予防にも効果的です。

<基礎体温法>
婦人体温計を用いて、毎朝目が覚めてから離床の間に5分間、舌下で測定し記録します。
低温期最終日の翌日より数えて4日目から生理日までを安全日とします。

安全日は、1ヶ月の間に10日間だけです、安全日以外は他の避妊方法が必要となります。

生理中も含め、生理直後でも安全日ではないことを十分頭に入れておきましょう。

<性交後避妊>
一般的には緊急避妊法と言います。
避妊をしないで性交があった場合、あるいは、避妊をしていたが性交時に失敗してしまった場合等のケースでも、行為後72時間以内であれば手術でなく内服薬で避妊が可能です。

<膣外射精>
男性に射精感がなくても相当数の精子が放出されているので、全く避妊効果はありません。

漢方相談
漢方薬は、中国の伝統的な医学である中医学に基づいて開発された薬剤です。
漢方薬は、自然界から得られる植物、動物、鉱物などの天然成分を組み合わせて作られ、体のバランスを調整し、健康を維持または回復することを目的としています。

一般的にはハーブ、樹皮、根、果実、動物性の成分などが含まれ症状や疾患に応じて組み合わせられます。

漢方薬は通常、複数の成分が組み合わされて処方されることが一般的で、
体の自然な治癒力を活性化し、体のバランスを整えることを目指しています。

婦人科領域美容形成

婦人科領域美容形成は、女性の生殖器や骨盤領域に関連する外観や機能の改善を目的とした美容手術や治療の分野です。
これは、外陰部や膣、子宮などの領域に対する手術や治療を含みます。

具体的な施術や治療は、患者の個別のニーズや希望に基づいて行われます。

形成手術の種類と費用目安

相談診察料(3,000円) 問診+内診
術前検査(5,000円)
膣壁形成術(200,000円) 膣収縮の改善(性生活の改善 、コンプレックスの解消)
小陰唇縮小術(140,000円) 本来膣口を保護する為の部位です。むやみに小さくするのではなく、医学的に適正な形成をご提案します。(コンプレックスの解消、性生活の改善、下着に擦れ痛くて思春期のスポーツの障害になることもあります)
陰核包茎切開術(80,000円) 易陰核周囲炎の改善、性生活の改善
処女膜再生術(70,000円) 破れた処女膜を再生します。
処女膜切開術(50,000円) 痛くて性生活の困難なケースの解消(保険適応もあり)

※個室料等のプレミアムコストは別途
※病的なケースを除き自費診療となりますのでご注意下さい。
※金額表示は全て税抜きです。